WordPressを始めるとき、多くの人が気になるのがレンタルサーバーの料金です。
できるだけ安いサーバーで始めたいものの、安さだけで選ぶと表示速度が遅かったり、バックアップがなかったりと、運用に支障が出る場合もあります。
この記事では、WordPressで利用できる主要レンタルサーバーを料金、速度、安定性の観点から比較し、初心者でも失敗しない選び方とおすすめの安いサーバーを紹介します。
筆者が実際に利用した経験をもとに、メリットや注意点もわかりやすくまとめています。
WordPress向けの「安いレンタルサーバー」を選ぶ基準
WordPressを安く運用したい場合でも、料金だけで選ぶと表示速度の低下やバックアップ不足などのトラブルが起きやすくなります。
まずは、どのサーバーを選ぶべきか判断するための基準を整理しておきましょう。
必要となる最低スペック
WordPressを快適に動かすためには、以下の条件を満たす必要があります。
- PHP(プログラミング言語):最新バージョンに対応している
- ディスク:データを保存する部品のSSDや、SSDの中でもさらに高速に動作する規格のNVMe対応
- データベース:複数のWordPressを運用できる容量
- CPU・メモリ:共用サーバーでも一定の処理性能が必要
特に表示速度は検索順位にも関わるため、低価格帯でも「高速環境」を提供しているかが重要です。
初心者が必ず確認したいポイント
安さだけでなく、以下の点も比較対象に含めておくと失敗しにくくなります。
- 独自ドメインが無料か
- 自動バックアップがあるか
- WordPress簡単インストールに対応しているか
- 表示速度の水準
- セキュリティ機能が標準装備されているか
月額200〜300円という低価格プランは魅力的ですが、機能が制限されている場合があります。必要な機能が含まれているかを必ず確認しましょう。
WordPress対応の安いレンタルサーバー比較(料金・速度・機能)
下表はWordPressが利用できる主要レンタルサーバーを、料金と基本性能を中心に比較したものです。最新料金は公式サイトをご確認ください。
| 比較項目 | ロリポップ! | スターレンタルサーバー | エックスサーバー |
|---|---|---|---|
| 最安月額料金 | 約264円〜(※1) | 約253円〜 | 約693円〜(※2) |
| WordPress対応 | プランによる | 対応 | 対応 |
| 無料独自ドメイン | プランによる | プランによる | 2つ無料 |
| 無料バックアップ | プランによる | プランによる | 全プラン |
| 速度・安定性 | 上位プランは高速 | 軽量で扱いやすい | 高速・高安定 |
| 無料お試し期間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 |
※1:WordPressが利用できる最安プランの料金です。
※2:料金はキャンペーンで変動したり、利用者の紹介リンクで割引になる場合があります。
安さで選ぶならこの3社【筆者のレビュー】
ここからは、筆者が実際に利用したサーバーの中でも「WordPressを安く運用できる」という観点で特におすすめできる3社を紹介します。
各社の公式説明ではなく、実際の使用感や速度の印象に基づいてまとめています。
ロリポップ!|総合バランスが良い安さ重視サーバー

ロリポップ!は低価格帯でもWordPressが快適に動作しやすく、初心者にとって始めやすい点が特徴です。
メリット
- 最安級の料金帯でWordPressが利用可能
- 初心者向けの管理画面で操作が分かりやすい
- サポート体制が整っておりトラブル対応が早い
- 上位プランは高速化が強力で安定性も高い
デメリット
- 下位プランはアクセス増加時に速度が低下することがある
- バックアップが無料でないプランもある
レビュー
以前、筆者が利用していた時は、小規模なWordPressサイトであれば問題なく運用できると感じました。
個人ブログや趣味サイトなどを低コストで運営するには、適したサーバーと言えます。
また、利用方法がわからなかったり、WordPressの不具合が出た時のメールサポートがとても助かりました。こういったサポートがあるのは安心できる
ただし、稀に他ユーザーの使用状況などの理由で、ウェブサイトが表示されない場合がありました。
現在はより安定・高速化した上位プランに変更できるなど、より解決しやすくサービスが充実しています。
スターレンタルサーバー|最小コストでWordPressを始めたい人向け

スターレンタルサーバーは、月額200〜300円台でWordPressサイトを構築できる低価格帯サーバーです。
メリット
- とにかく初期費用を抑えたい人に最適
- WordPress簡単インストール対応
- 管理画面がシンプルで操作しやすい
デメリット
- 下位プランは容量と転送量が少なめ
- 自動バックアップが上位プランのみ
- 独自ドメイン無料が付かない場合がある
レビュー
筆者は、旧名称のファイヤーバードの時に利用していました。このサービスは、ファイヤーバード → スターサーバー → スターレンタルサーバーと名称が変更しています。
当時は低コストなのに、WordPressの表示速度も割と速く感じました。小規模サイトなら十分に動作しますし、低コストで複数サイトを実験したい場合や、ブログの試運転に向いています。
2025年10月1日より、グループ会社であるエックスサーバー株式会社へ移管し、運営されています。
国内シェアNo.1レンタルサーバーを提供している企業ですので、さらに信頼できるサービスに生まれ変わっています。
現在のサーバーはより速く、高機能になっている可能性があります。
エックスサーバー|安さより“コスパ”を重視する人に最適

エックスサーバーは料金こそ他社よりやや高めですが、速度、安定性、セキュリティのバランスが非常に高く、多くのWordPressユーザーから支持されています。
メリット
- 国内トップクラスの表示速度と安定性
- WordPress特化のセキュリティ機能が標準装備
- 独自ドメインが複数無料で利用できる
- 自動バックアップが全プランで標準
- 管理画面の動作も高速でストレスが少ない
デメリット
- 最安プランでも他社より料金がやや高め
- 完全初心者には機能が豊富で迷うことがある
レビュー
筆者が現在使用しているサーバーでもあり、管理画面の速度、サイトの安定性どれも非常に満足度が高いです。
ウェブサイトだけでなく、管理画面の表示速度も早いため、操作にストレスを感じにくいのも利点です。
表示速度や安定性に加え、セキュリティ機能も他社より一歩抜きん出ている印象です。
また、WordPressの画面が白くなった、ログインできなくなったといった場合に、WordPressリカバリー機能で素早く解決できるのが助かっています。
ご紹介したサーバーの中ではやや割高になりますが、それだけの価値のあるサーバーと言えるでしょう。収益化を考えるなら最もコスパの高い選択肢と言えます。
以下のリンクは、利用者である筆者が発行したエックスサーバーの紹介リンクです。新規契約の場合は、割引特典が適用されます。
セキュリティ・速度で比較した場合の違い
安いレンタルサーバーを選ぶ際に見落としがちなのが、セキュリティとパフォーマンスの違いです。
特にWordPressは攻撃対象になりやすいため、以下の機能が標準で備わっているか必ず確認しておきましょう。
- WAF(Webアプリケーションファイアウォール)
- 無料SSL
- 海外IPブロック
- WordPress専用のセキュリティ設定
- 自動バックアップ
速度面では、NVMe対応のサーバーや高性能CPUを採用しているサービスほど、WordPressの表示が安定します。
どれを選べばいい?目的別の最適解
初心者や運用目的に合わせて選ぶと、費用を無駄にせず効率よくWordPressを運用できます。
- とにかく安く始めたい → ロリポップ!
- 小規模サイトの運用や実験用 → スターレンタルサーバー
- 収益化を見据えたい、ビジネス利用したい → エックスサーバー
用途に合わせて適切なスペックを選ぶことで、無駄なコストを抑えつつ安定したWordPress環境を構築できます。
安いサーバーで起こりやすい失敗例と対策
低価格のプランを選ぶと、以下のような問題が発生するケースがあります。
表示速度が遅い
サーバーやWordPress側の設定、画像形式やサイズ変更、キャッシュプラグインの導入で改善できます。
WordPressが重い
不要なプラグインの削除や、PHPバージョンの更新で負荷を軽減できます。
バックアップがない
外部バックアップ(プラグインやクラウドストレージ)を併用しましょう。
アクセス増加で表示されない
上位プランへの変更や、世界中にあるサーバーにデータを分散し、ユーザーの近くから配信できるCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)の併用が効果的です。
まとめ:安さだけでなく「セキュリティ×安定性×速度」で選ぼう
低価格のレンタルサーバーでもWordPressを十分に運用できますが、安いプランは機能が制限されることもあります。特に収益化を目指す場合は、最低限の速度と安定性が必要です。
まずは無料お試しを利用し、自分の用途に合うかどうか確認してから選ぶと失敗しません。
安さ重視ならロリポップ、総合力ならエックスサーバーを選んでおけば間違いの少ないサーバー選びができます。